増毛に関して

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「増毛」とても魅力のある言葉です。
増毛とはようするに毛が増えること。
自分の毛が増えるなんて、薄毛に悩む方にとっては嬉しいことこの上ないですね。

そもそも、薄毛対策における増毛とは、どのようなことを指すのでしょうか。
調べていたら、以下のような方法が見つかりました。

これらのような方法で、髪の毛のボリュームを出すのですね。
「かつら(ウィッグ)」や部分的なウィッグとは違うみたいです。

また、この方法だけを見るとエクステンションにも似ていると思われますが、薄毛治療の際の増毛はエクステよりも目が細かく、本数もはるかに多く施術することが多いようです。

自毛に結び付ける増毛法では、当然自毛が伸びるとくっつけた人工毛も浮いてきます。

人間は1か月で1センチほど髪の毛が伸びると言われています。
ということは、人工毛は施術から1か月で根元から1センチ浮き、2カ月で2センチほど浮いてしまうということです。
根元から2センチも浮いていたら、髪の毛をブラッシングするときに引っかかってしまいそうです。
人工毛が浮いた状態で人に会うことにでもなれば、とても不思議な顔をされるでしょうね。

増毛には、メンテナンスが必要なのです。
しかも、そもそも土台となる自分の髪の毛が無いとできないということです。
つるっぱげの場合は厳しいのです。

では、増毛のお値段はいかほどなのでしょうか。

ある、定額制の料金プランを打ち出している某大手サロンでは、初期費用として10万円、そこに月額2万円、さらにメンテナンス費用として1回12000円ほどかかります。
上記のサロンでは、2カ月に1回メンテナンスをした場合、初年度で少なくとも34万円ほどかかることとなります。

しかも、増毛サロンは料金体系を明らかにしていないところが多いです。
それは個人差によって、施術する範囲や方法、回数などが異なってくるからだと思われます。

これを、増毛している期間ずっと払い続けるとなると、どうでしょうか。
もちろん、ハゲの範囲が広ければ広いほど、この費用よりも高い金額となることでしょう。

そして、さらに増毛の危惧すべき点として、自毛が抜けるということはかわらないので、今まだ成長している髪の毛まで抜けてしまう恐れがあります。

髪の毛の成長のサイクルは、以下のような過程をたどります。

「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」

通常は、このうち「成長期」が9割ほどを占めます。
この中でも、新しく生えてきたばかりの髪の毛や、休止期に入った状態の髪の毛は、非常に抜けやすい性質を持っています。
皆さんにも覚えがあると思います。
あっさり抜ける髪の毛と、引っ張ると痛いくらいしっかり生えている髪の毛がありますよね。

人工毛がこの休止期に入った状態の髪の毛に結び付けられていたとしたら、どうでしょう。
抜けてしまうと、もうその後は土台となる自毛がそこには存在しなくなってしまうという状況になります。

また、結び付けた箇所が浮いたせいで、ブラッシングの際に結び目に引っ掛けて抜けてしまったり、人工毛の重さに耐えられず抜けてしまったりすることもあります。

そうならないためには、増毛をしないようにするか、定期的なメンテナンスを受けて、高い代金を払う以外にないですね。

しかし、高い代金を払ったとしても、自毛がずっと残っている保証はありません。
ゆくゆくカツラしか着けられないという状況を回避するには、増毛は一旦保留にした方がよいかもしれません。