かつらに関して

薄毛を隠す場合の選択肢として、かつらが挙げられますよね。
かつらは某有名企業が作るような、完全オーダーメイド制のものもあれば、通販サイトで手軽に購入できるもの、中には百貨店などで購入することもできます。
金額も非常にまばらで、通販サイトや百貨店で購入するものは5,000円程度~、オーダーメイドであれば数十万円することも珍しくありません。
オーダーメイドの場合には、その人に合った頭の形に合わせて作るため、不自然さがなく、部分的なかつら、全面かつらなど事細かなかつらを作ることができます。
一方、通販サイトなどで購入するかつらに関しては、全面かつらになるので薄毛を隠すと言うよりはおしゃれアイテムとして使われる場合が多いようです。
今回は薄毛に悩む方に向けて、記事を書かせていただくので、前者であるオーダーメイドに着眼点を置いて書いていこうかと思います。
かつらの価格
かつらをオーダーメイドで作ってもらう場合、完全オーダーメイド制とセミオーダー制、部分的に作ってもらうのか、全面かつらにするのかによって金額が大きく異なります。
また、かつらに関してはAGA治療などを行うような医療行為に当てはまらないので、「基本的には」健康保険が適応外となります。
何故基本的にはを強調したのか?実はかつらでも医療器具として認められる場合には、健康保険が適応されるなど、基準が難しく定められています。
脳梗塞や脳の外科的手術において、かつらを着用する場合には、頭部を守る意味として付けられるため医療器具として保険が適用になります。
反対に、抗ガン剤治療などで薄毛になって隠したいとかつらを購入する場合には、疾患が原因であったとしても医療器具ではないため、保険を使うことができません。
非常に厳しいですね…。
つまり短に薄毛を隠したいからかつらを購入する場合には、保険を使うことができず全額実費になるので覚えておきましょう。
ここからは価格のお話になりますが、色々なメーカーや製造業者などにより金額に開きがありました。
実際に私が調査した金額になるので記事が掲載されるころにはずれ込む可能性がありますが、目安にはなるかと思います。
セミオーダーメイドの部分かつらの場合:20,000円~148,000円
オーダーメイドの全頭かつらの場合:98,000円~400,000円
また、オプションによって人口毛髪なのか、人毛なのかによって10,000円ほどの金額差があるようです。
このように製造する業者によって決して安いとは言えない金額差が出ているので、かつらを作る場合には、自分が何を求めて、どのようにしたいのか?を明確に伝えることがとても大切になってくると思います。
かつらのケア
かつらを購入した後もケアを欠かさないようにしなければいけません。
自分の毛髪同様に、外出すればその分だけホコリもかぶりますし、汗などによって汚れることもあるため、せっかく高いお金を出して購入したのですから、こまめにお手入れするようにしましょう。
間違ったお手入れをしてしまうと、大切なかつらが壊れてしまう可能性があるため、私が紹介するケア方法を参考にしてくださいね。
①ブラッシング方法
かつらをつける前や外した後に、かつら全体の形を確認して乱れていたり崩れている場合にはブラッシングしましょう。
自分の毛髪時には、根元から毛先にかけてブラッシングしていたと思いますが、かつらの場合には逆です。
毛先をしっかり持って、毛先から毛先へ、徐々に根元の方へ進んでブラッシングしていきます。
こうすることで、根元から抜ける毛が毛先で絡まるのを防ぎ、綺麗にブラッシングすることができます。
もし絡まりが出来てしまった場合には、無理にブラッシングせず、かつら用のオイルスプレーなども販売されているので、しっかり湿らせてからブラッシングしましょう。
②シャンプー方法
以外に知らないのが、かつらのシャンプー。
大丈夫なの?と思うかも知れませんが、大切なかつらだからこそ、自分の毛髪同様に清潔にしておかなければいけません。
まずはいきなり濡らして行うのではなく、事前にブラッシングしておくと絡まりなどを防ぐことができます。
洗面器、独立洗面台などでも構いませんが、かつらが浸る程度までぬるま湯を溜めます。
ぬるま湯を溜めた所にシャンプーを溶かし、かつらを15分程度浸しておきましょう。
後は指先で丁寧に洗って最後にシャンプーを流すだけで完了です。
ポイントはあまり強くゴシゴシと洗わないこと。
強めの力で洗うと毛が絡まってしまい、かつらが損傷する可能性があります。
最近ではかつらの需要も高まり、かつら専用のシャンプー液なども販売されているようです。
専用シャンプーを使うことで毛の痛みを最低限に抑えることができて、長持ち効果があるそうです。
③かつらの乾かし方
シャンプーで綺麗にした後は、しっかりと水気を切ってあげましょう。
タオルで包みながらやさしくポンポンするような水気の切り方が一番かつらに負担をかけません。
そのまま通気性の良い場所で、自然乾燥させても良いですし、すぐに使う用事があるのであればドライヤーを使用しましょう。
ドライヤーを使う場合には、温風を使わずに冷風で行ってください。
暖かい風はかつらの毛髪に負担がかかり、痛んでしまう恐れがあるため、冷風を当てながら手ぐしで中までしっかり渇くように乾かしていきましょう。
かつらは一度買って、そのまま使い続ければ良いと言うわけではありません。
高額なお金を払って購入したものだからこそ、長く大切に使いたいですよね。
今日書いたかつらのケア方法を小まめに行っておけば、長く使い続けることができますので、自分の頭を守るためにも、そして大切なかつらを守るためにもケアを怠らないようにしましょう。